右手にピストルを左手にタンバリンを

札幌の劇団「yhs」に所属する櫻井保一のブログ

普通の櫻井さんに戻ります

すっかりはーるですねー

 

ども。櫻井です。

 

信山プロデュース

「櫻井さん」

 

無事終演しました。ご来場の皆様、応援してくださった皆様、関係者各位、ありがとうございました。ひきつづきどうぞよろしくお願いいたします。

 

今回は数年ぶりに共演するメンバーも多く、久しぶりの共同作業になんともいえない気恥ずかしさみたいなものも感じましたが、しっかりと地に足の付いた作品を創ることができたんじゃないかと思います。テツとか、一緒に芝居するのは5年ぶりくらいじゃなかろうか。しょっちゅう会ってるから懐かしさは皆無だけど。

 

この機会を与えてくれた信山くん。そして脚本であり、本家である、MCRの櫻井智也さん。ありがとうございました。土曜日の公演後には、東京から来られたMCRの方や櫻井さんに出演されてた方々と一緒にお酒を飲みました。こちらも本当にありがとうございました。すっげえ楽しかった。

 

このような感謝の挨拶ってのは、どうしても紋切り型になってしまうね。修行が足りん。感謝。多謝。

 

オファーがあったのは結構前で、正直なことを言うと最初はビビりましてね。

 

「いや、櫻井さんって」

 

自分の苗字がタイトルって、ねえ。そんな、ねえ。

 

むかし札幌で上演した本家も観たことがなかったもので。

 

とはいえ脚本を読ませてもらったり、いろいろ聞いたりして、「こりゃおもしろいことになる」と思い、出演させていただくことにしました。不安だろうとなんだろうと関係ねえや。だっておもしろそうだし。おもしろいの、好きだし。うまそうだから、喰う。そんなシンプルな思考。脳のつくりが原始のそれ。ウホウホ。

 

そんなこんなで「櫻井さん」、こんなタイトルですが、観た方は分かるかと思うのですが、別に櫻井さんのお話ではないんですよね。櫻井さんは銅像だったり詩人だったり占い師だったりまあ色々なんですけど、そんな櫻井さんの周りで巻き起こる人間模様のお話です。物語の主人公は、遠藤洋平演じるエンドウヨウヘイです。遠藤は、すごい役者だ。

 

俺の役割としては、「概念 兼 舞台セット」みたいな感じですかね。動きは少ないものの立ちっぱなしだったので未だにふくらはぎがいてえです。特殊な役でした。もしかしたらこういうのは初めてかもしれません。

 

先述の通り久しぶりのメンバーも多かったので、打ち上げはお祭り騒ぎだろうなと思ったら、遠藤は1次会で去り、2次会では早いうちにテツとリョウ・クマガイが潰れやがったので、わりとすぐのおひらきとなりました。だってあいつら1次会始まる前(0次会)から日本酒飲んでんだもん。無茶しやがって

 

あと芝居とは全然関係ないんですけど、稽古期間中はテツからしきりに「メシを食え」と言われました。どうも酒ばかりのんでいると健康じゃないみたいです人間ってのは。難しいですね。なんかムカついたので打ち上げで潰れたテツにいい匂いのする液体をかけました。いい匂いがしました。

 

本来なら公演終わって1週間くらいは堕落したい性分なんですけど、そういうわけにもいかなく。というのも、櫻井さんのパンフレットにも折り込まれていましたが、

 

シドビヘ

「落とす男」

 

の稽古がすぐに始まるからです。はじめての主宰公演、リョウ・クマガイと共にユニットを立ち上げました。そして、櫻井さんの演出を務めた井上くんが作・演出です。この2人とはまたしばらく共同作業が続きます。

 

これも近いうち、こちらに詳細載せますね。

 

今回に限らずどの現場でも、芝居づくりって常に不安を抱えながら進むから、「楽しかった」とは言えないんだけど、参加できて「良かった」と、確実に言える公演でした。

みんなありがとう。

 

では。