右手にピストルを左手にタンバリンを

札幌の劇団「yhs」に所属する櫻井保一のブログ

トナカイの真っ赤なお鼻(返り血)

世間的にはまだお盆期間らしいですが、貧乏暇なし、本日よりせっせこ働いとります。なので今年は例年よりも短い休みでしたが、遠方にいる家族たちがタイミングよく集合するとのことで帰りました、実家。半年ほど前に生まれた姪っ子にも無事「はじめまして」をしまして、かわいくて、かわいくて。

実家ですから、黙ってても飯が出てくるし酒だってあるので、帰省していた2日間はそりゃもう廃人(~ HAI-JIN ~)ですよ。腹が減っては起き、満腹になって寝て、また腹が減っては起き、食い、飲み、酔い、床で寝て、犬に顔を舐めまわされ、という感じでした。オフシーズンのキアヌよりひでえや。母に付けられたあだ名は「アル中お兄さん」。まさかこの歳で新しいあだ名が付くとは思わなかったし、実の母からそんな名を授かるとは思わんだ。アル中お兄さんってキミ、それ息子ぞ。

 

こないだは久しぶりに自分から誘って酒を飲みに行った。つっても相手は未成年なので、飲んでたのは俺だけなんだけど。大学のアレとか、こないだのアレとか、いまやってるアレとか、これからやりたいアレとか、なんか色々、アレしてきた。そういうことをしっかり持ち合わせているのはすごい。二十歳くらいのとき俺はなにをしていたかね。思い出せないくらいには何もしてない。また次も、色々な話を聞けたらいいな。俺はきっと変わらずに、ビール片手にヘラヘラしてる。

またしばらくは、誘われるまで飲みにいかないことにしよう。これ、元来出不精な性質なもんだからか、全然苦じゃなかった。自分でもちょっと意外。案外、人恋しいって感覚は薄いのかもしれない。もちろん誘われりゃホイホイ付いてくけどね。へへへ。

 

最近、偶然なのか、聴いている曲の詞に冬っぽい単語がよく出てくる。雪とかトナカイとか。雪のある風景はすごく好き。生き物の温度を感じない、みんなが息をひそめているような、モノクロな雰囲気が良い。ただあの寒さはマジで勘弁でござるよ。冬の北海道なんて人の住むところでねえだ。だから、風景「は」好き。

ちなみにこないだ聴いてた曲ではしょっぱなからサンタが死んでた。子どもたちが待ちわびたクリスマス、まさかの初手サンタ死亡。そんなのってあるかよ。歌ってるやつはサンタに恨みでもあんのか。まあチバさんなんだけどな、それ歌ってるの。サンタ死んだり、クリスマスは血の匂いがするっつったり、なんか苦い思い出でもあるんでしょうかね。

 

今、上の文章を書いた後にトイレに行って、鏡で見た自分の目がずいぶん血走っていて、只でさえ目付きが悪いと言われるのにこりゃいかんなと思った。まあ寝不足なだけなんだけど。視力、大事にしないとね。徐々に下がってきてはいるけど。

大事なものを見失わないように。そっちの視力は特に、むしろ今より、上げるくらいの勢いで。都合の良いものしか見えないメガネは必要ない。良いも悪いも、キレイも汚いもそこにはある。ちゃんと見て、それから歩く道を決めてくよ。

 

では。