右手にピストルを左手にタンバリンを

札幌の劇団「yhs」に所属する櫻井保一のブログ

スイーツ・オア・ステーキ

権力とか暴力とか国のこととか、いろいろなニュースや報道をみて「なんだかなあ」と感じているここ数日。「なんだかなあ」というと調子の軽い感じもするけど思いのほかダメージは大きいらしく、今朝もニュースを見て少し泣いた。

 

強く握った拳の行方はわからない。誰かを殴りたいわけじゃない。もしかしたら、夢に出てきたラムネ色のカエルが悲しそうに鳴いていたからかもしれない。

 

記事や映像で見聞きするそれらは自分のいる場所とは違う、遠いところで起きているのかもしれないけど、どうしても腹が立つし悲しくなる。いつもは目の前の、半径1メートルのことしか考えられないくらい不器用なくせに。

 

泣いている娘には甘いものをあげれば泣き止むと書いた小説家は誰だっけ。そんなことを考えながら外に出たら風が強くて、柄にもなく目に溜めていた涙をふっ飛ばしていった。容赦ないなと思ったけど、自分で拭うよりは諦めがつく。

 

昨日は選挙に行ったあと、近頃のモヤモヤする気持ちや日差しが暑かったこともあり、昼から一人で酔っぱらっていた。(まあいつものことですけど)。そしたら友達から、暇なら飲もうと連絡が。水をガバっと飲んで幾分か酔いを醒ましてから、またたくさんの酒を飲んだ。

 

きっと話したことのほとんどはくだらないあれこれで。肩の力が、その時間だけはスーッと抜けた気がした。こうやって笑いあえる仲間がいるのは本当にありがたい。散々っぱら酔った挙句、「これからステーキ食いにいこうぜ!」と言うくらい機嫌がよろしかった。それも冷静に止めてくれて、ありがたい。翌日の胃が、助かった。

 

とても狭くて居心地のいい、半径1メートル。

この世界を失わないために、やれることはなんだろう。

 

 

 

というわけでなんとなくつらつらと。久しぶりの更新でござった。

 

9月のyhs「青春したい!」に向けた稽古も始まっておりまして、劇場で、そこにいる人たちみんなと一緒に、全力で遊ぶための準備をしています。ど☆コメディとなってますので、ぜひお友達などお誘いのうえガハハと笑いに来てくださいませ。

 

詳細↓

 https://www.yhsweb.jp/

 

ご予約(櫻井扱いの予約フォーム)↓

 http://ticket.corich.jp/apply/100702/101/

 

 

 

件の友達との待ち合わせ中、CDショップで視聴したベンジーは相変わらずかっこよかったし、特典で付いてるライブDVDのリストにブランキーの楽曲があって嬉しかった。

 

パイナップルサンドって甘いのかな。

これをあげたらあの娘は泣き止むかな。

 

ミルクよりも、冷たい紅茶のほうが合いそうだね。